ミャンマーの薬局事情

DSC_00588 ミャンマー旅行中に体調を崩した場合、無理をせず休養するか、薬を服用して回復することになるのですが、クリニックに行かず、市販の薬を調達する場合は特に注意が必要です。
 
 日本の薬局と異なり、ミャンマーでは医師の処方が無くとも強い抗生物質が手に入ってしまいます。
 薬局には、大型マーケットに出店するいわゆるドラッグストア的な販売店と街角の小さな薬屋、医師の営業するクリニック薬局などに別れ、輸入品の西洋薬に加え、ビルマ系伝統薬、中国系漢方薬、インド系薬など品揃えに特徴があります。
 
 薬局の販売員は薬剤師の免許を持つわけではありません。
 薬局に勤め、英文の説明書を読むことができれば2~3年の販売経験で薬の販売をすることができるようになるとのことで、来客の症状を聞いてその対処薬を販売しています。

 薬局で販売されている安価な市販薬は、国境を隣接するインド、バングラディッシュ、タイ、中国から入り、ミャンマー政府の検査機関を通さない薬が多数を占めます。
 また、品質にばらつきのある薬や、効果の無い偽薬も含まれている事があるため、症状が重い場合は迂闊に市販薬を服用するのは体調を悪化させる危険があります。

 このような状況にありながら、危険な市販薬が流通するのはFDA(Myanmar Food and Drug Administration)の認可を受けた薬が一般庶民にとって高額で、手軽に買うことが出来ないことにあります。
 日本人がミャンマーを旅行する際は、常備薬のほか、風邪薬や諸症状に対する薬を多く持参する事が自らの安全対策につながることになります。